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GOROGOROWIN

Author:GOROGOROWIN
経歴:企業年金の事務・システム企画や制度引受・管理業務に永年携わり、関連組織の統合・新設や事業会社の立上げによる事務・システムの構築と運用を行ってきました。現在は内部検査業務に従事しています。

専門:確定拠出年金をはじめとする企業年金の契約引受業務、保全業務の運用と事務・システム構築のアドバイスやコンサルティング、運用スタッフに対するコーチングを専門としています。

保有資格:
社会保険労務士(法3条の有資格者)
1級企業年金総合プランナー(DCプランナー)
宅地建物取引主任者 など

趣味:熱帯魚飼育・観賞、ゴルフ、料理を作ること・食べること、音楽鑑賞(ZARD、Celine Dion等)

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退職給付会計による計算手順9回目(その他退職給付会計の計算手順に係る留意点)
退職給付会計の今回の解説は、「退職給付会計による計算手順9回目(その他退職給付会計の計算手順に係る留意点)」です。

退職給付会計の他の記事は、カテゴリー退職給付会計 メニューを参照してください。

退職給付会計の計算手順を9回にわたって解説してきましたが、計算手順の解説としては最後です。

(1)キャッシュバランスプランの指標利率

キャッシュバランスプランは、給与やポイント(×ポイント単価)に一定の割合を乗ずる方法により算定した拠出付与額(「拠出クレジット」という場合もあります)を指標利率(定率や20年国債の直近5年平均利回り等の市場金利、またはそれらの組合せたものなど)により再評価し、その累計額を年金規約に定める年金現価で除すことにより給付が決定される給付形態のひとつです。

給付についても指標利率により給付額を再評価する場合や一定期間の据置利率による据置期間を設ける場合もあります。

キャッシュバランスプランは、厚生年金基金制度や確定給付企業年金制度に導入することができるため、企業年金制度として退職給付債務を計算します。

計算過程で計算基礎の一つとして再評価や給付額の改定等に用いる指標利率の予測が必要です。

指標利率の将来予測値は、予測時点の過去の平均値を用いる方法の他、市場や経済環境の将来見通しに基づいた予測値を用いるなどが合理的な方法とされています。

(2)厚生年金基金の代行部分の退職給付債務

代行部分の退職給付債務については、貸借対照表日時点で施行されている法律に基づく代行給付を対象に算定するとされています。

また、代行部分に係る年金資産は、財政運営上も代行部分に係る責任準備金として確保することが要請されている最低責任準備金の額を用いることが望ましいとされています。

(3)厚生年金基金の代行部分返上の退職給付債務

代行返上に伴う代行部分の退職給付債務については、基本的には上記の代行部分の退職給付債務の算定方法と同様ですが、「貸借対照表日時点」を「返還の日(最低責任準備金相当額を国へ現金納付した日)時点」に読み替えます。

なお、将来分支給義務免除の認可を受けている場合は、支給義務を免れている部分を退職給付債務の計算対象にしない一方、将来分支給義務免除により発生する代行部分に係る過去勤務債務を計算することが必要になります。

(4)適格退職年金の併せ給付の退職給付債務

給付減額や定年延長等による「併せ給付」(退職所得控除の適用などのため実際の退職時まで支給を延期する)は、延期期間中に付利をしない限り、給付額が過去勤務期間のみにより計算され、支払時期のみが確定していないため、退職給付債務の計算においては、給付現価による額を用いることができます。

次回は、「退職給付会計の会計処理方法(仕訳)」を解説をします。

他の記事はメニューへ(←ここをクリックしてください)

退職給付会計 | 19:09:12 | Trackback(0) | Comments(0)
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