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GOROGOROWIN

Author:GOROGOROWIN
経歴:企業年金の事務・システム企画や制度引受・管理業務に永年携わり、関連組織の統合・新設や事業会社の立上げによる事務・システムの構築と運用を行ってきました。現在は内部検査業務に従事しています。

専門:確定拠出年金をはじめとする企業年金の契約引受業務、保全業務の運用と事務・システム構築のアドバイスやコンサルティング、運用スタッフに対するコーチングを専門としています。

保有資格:
社会保険労務士(法3条の有資格者)
1級企業年金総合プランナー(DCプランナー)
宅地建物取引主任者 など

趣味:熱帯魚飼育・観賞、ゴルフ、料理を作ること・食べること、音楽鑑賞(ZARD、Celine Dion等)

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「企業年金制度の施行状況の検証結果(企業年金研究会)」Vol.5
前回からの続きです。

c.確定拠出年金制度及び確定給付企業年金制度の導入等

退職給付会計の導入に伴い従来の確定給付企業年金制度での積立不足が母体企業の財務へ大きな影響を及ぼすこと、また当時の景気低迷の中でアメリカにおける401(K)プラン導入が株式市場活性化に大きな影響があったことなどを背景として確定拠出年金制度が創設された。

厚生年金基金の代行部分についても加算部分と同様に退職給付債務を認識することとされ、運用環境の悪化による企業会計基準上の追加負担が代行部分にも必要であったため、代行返上への要請が強まり、厚生年金基金の代行部分のない確定給付企業年金制度が創設された。

また、厚生年金基金制度にキャッシュバランスプランの導入等給付設計の弾力化が図られたほか、平成16年改正により代行部分の中立化措置(ブログ管理者の補足説明1)が講じられた。

その他、確定給付型企業年金間及び確定給付型企業年金から確定拠出年金への個人単位のポータビリティの確保、公的年金の給付水準の見直しに伴う厚生年金基金の望ましい水準の見直し並びに確定拠出年金の拠出限度額の引上げ等の措置(ブログ管理者の補足説明2)も講じられた。

(ブログ管理者の補足説明1)代行部分の中立化措置(代行部分の財政中立化)

従来、厚生年金基金は代行部分の運用環境に係らず5.5%の運用利回りを求められていたため、厚生年金基金を設立していない企業との間に不公平が生じていました。

このため、厚生年金基金の設立による有利・付利がない仕組みとして代行部分の最低責任準備金の計算を厚生年金本体利回りで計算する過去法(いわゆる「コロガシ法」)に変更しました(平成11年の免除保険料率凍結以降に変更された過去法を臨時的な措置から恒常的な計算方法としました。)。

また、運用環境等により最低責任準備金が一定の水準を超えた場合は免除保険料率を引き下げ、一定水準を下回った場合は国から財源補填(交付金の交付)されます。

(ブログ管理者の補足説明2)公的年金の給付水準の見直しに伴う厚生年金基金の望ましい水準の見直し並びに確定拠出年金の拠出限度額の引上げ等の措置

厚生年金基金の望ましい水準(努力目標水準)は、厚生年金保険法第132条第3項では老齢厚生年金の代行部分に相当する額に3.23を乗じて得た額に相当する水準とされています。

この水準は、厚生年金の給付と厚生年金基金の給付で、平均的な被用者の退職前の年間所得の6割程度を賄えるように設定されているとされています。

確定拠出年金制度創設時に検討された掛金拠出限度額は、当時の努力目標水準である代行部分の2.7倍、すなわち代行部分の1.7倍相当であるプラスアルファー部分(注)をベースに検討され、企業型年金に加入する既存の企業年金等に加入していない者について月額3万6千円とされました。

厚生年金基金の努力目標水準は、平成12年改正で厚生年金給付の適正化(報酬比例部分の5%引き下げ)により2.84倍とされ、平成16年改正ではマクロ経済スライドの導入により厚生年金給付が将来低下することが見込まれるため3.23倍(プラスアルファー部分は、代行部分の2.23倍)に引き上げられました。

このため、確定拠出年金の掛金拠出限度額も平成16年10月から引き上げられ、企業型年金に加入する既存の企業年金等に加入していない者について月額4万6千円とされました。

拠出限度額設定根拠は、以下のとおりです。

大多数の民間サラリーマンの標準給与65万円×免除保険料率3.2%×2.23倍
≒4.6万円

(注)「プラスアルファー部分」とは

厚生年金基金の給付は、老齢厚生年金の一部を代行する「代行部分」と若干の上乗せ部分である「付加部分」からなる「基本部分」と、さらに企業(基金)独自の給付を上乗せした「加算部分」から構成されていますが、「プラスアルファー部分」は、上乗せ部分にあたる「付加部分」「加算部分」をいいます。

次回は、「企業年金制度の施行状況の検証結果(企業年金研究会)」Vol.6としてd.企業年金の現状です。

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確定拠出年金LIVE! | 23:54:34 | Trackback(0) | Comments(0)
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