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GOROGOROWIN

Author:GOROGOROWIN
経歴:企業年金の事務・システム企画や制度引受・管理業務に永年携わり、関連組織の統合・新設や事業会社の立上げによる事務・システムの構築と運用を行ってきました。現在は内部検査業務に従事しています。

専門:確定拠出年金をはじめとする企業年金の契約引受業務、保全業務の運用と事務・システム構築のアドバイスやコンサルティング、運用スタッフに対するコーチングを専門としています。

保有資格:
社会保険労務士(法3条の有資格者)
1級企業年金総合プランナー(DCプランナー)
宅地建物取引主任者 など

趣味:熱帯魚飼育・観賞、ゴルフ、料理を作ること・食べること、音楽鑑賞(ZARD、Celine Dion等)

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退職給付制度間の移行等に関する会計処理12回目(経過措置の適用)
今回の退職給付会計の解説は、「退職給付制度間の移行等に関する会計処理12回目(経過措置の適用)」についてです。

退職給付会計の他の記事は、カテゴリー退職給付会計 メニューを参照してください。

退職一時金制度から確定拠出年金制度へ全部または一部を移行する場合の会計処理の原則的な規定は、移換額が確定した時点で、移行部分に係る未認識過去勤務債務、未認識数理計算上の差異および会計基準変更時差異の未処理額は、損益として認識(一時の損益として認識)します。

一方、この原則規定のみを強制することは、

①多額の終了損の発生などにより、制度移行の阻害要因になる可能性があること

②退職一時金制度から確定拠出年金制度への移行は、資産の移換を分割して行うとされていること

③会計基準変更時差異についての退職給付会計基準上の経過措置(通常の会計処理と区分して、15年以内の一定年数の按分額を当該年数にわたって費用として処理)は、新たな会計基準採用によって経営成績の期間比較を損なわないための配慮と考えられ、その発生原因の退職一時金制度が終了しても引き続き同様の考慮を容認する余地があること

から、退職一時金制度からの移行に限定して、以下のような会計基準変更時差異の処理に関する選択的な経過措置が設けられました。

(1)当面の間、残存の費用処理年数または分割拠出年数のいずれか短い年数で定額法により費用処理できるものとされています。

なお、分割拠出期間の方が長い場合でも残存の費用処理年数は延長しないものとします。

(2)終了した部分に係る退職給付債務が、その減少分相当額の移換額(分割して移換する資産の総額で利息付与分は含みません)を超過するときは、その超過額(利益相当額)を当該終了分に係る会計基準変更時差異の未処理額と相殺します。

この経過措置を適用する場合には、その旨ならびに貸借対照表および損益計算書に与える影響額を注記します。

なお、経過措置を適用した結果、退職給付引当金が借方残となった場合には、未払金に計上した分割拠出の額と相殺処理することなく、前払年金費用として資産に計上します。

次回からは、具体的な会計処理の設例を解説します。
最初は、「会計処理の設例1(確定給付型の退職給付制度から確定拠出型への退職給付制度間の移行:前提条件)」について解説をします。

他の記事はメニューへ(←ここをクリックしてください)

退職給付会計 | 19:15:51 | Trackback(0) | Comments(0)
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