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GOROGOROWIN

Author:GOROGOROWIN
経歴:企業年金の事務・システム企画や制度引受・管理業務に永年携わり、関連組織の統合・新設や事業会社の立上げによる事務・システムの構築と運用を行ってきました。現在は内部検査業務に従事しています。

専門:確定拠出年金をはじめとする企業年金の契約引受業務、保全業務の運用と事務・システム構築のアドバイスやコンサルティング、運用スタッフに対するコーチングを専門としています。

保有資格:
社会保険労務士(法3条の有資格者)
1級企業年金総合プランナー(DCプランナー)
宅地建物取引主任者 など

趣味:熱帯魚飼育・観賞、ゴルフ、料理を作ること・食べること、音楽鑑賞(ZARD、Celine Dion等)

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国民年金制度の目的と理念

今回の解説は、「国民年金制度の目的と理念」を解説します。


国民年金や厚生年金保険について、最近、マスコミや論客の皆さんからさまざまな問題点の指摘やご意見が喧伝されています。

ブログ管理者も個人的に拍手喝采を送るご意見もありますが、一部に偏ったご意見もあるのは残念です。

国民年金は、先人が理念と情熱を傾けて創設した社会保障制度です。

現在に生きる我々は、先人の思いを無駄にすることがあってはならないと思います。

特に年金制度を運営する厚生労働省年金局の皆さんは、先人の理念を継承発展させ、将来の年金制度のあり方について国民に真摯にわかりやすく説明ができているか、自問することも必要なのではないでしょうか。

国民年金制度は、昭和34年(1959年)4月16日に国民年金法として公布されました。


国民年金法第1条

国民年金制度は、日本国憲法第25条第2項(国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない)に規定する理念に基き、老齢、障害又は死亡によって国民生活の安定がそこなわれることを国民の共同連帯によって防止し、もって健全な国民生活の維持及び向上に寄与することを目的とする。

国民年金法第2条

国民年金は、前条の目的を達成するため、国民の老齢、障害又は死亡に関して必要な給付を行うものとする。


国民年金は、日本国憲法第25条第1項(すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。)に定める国民の生存権を、第2項(国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない)により確保するための国の責務に基づいた具体的な施策として創設された制度です。

憲法に定められた「社会保障」という言葉は、1935年(昭和10年)にアメリカで定められた社会保障法ではじめて使われ、1942年(昭和17年)に「ゆりかごから墓場まで」で有名なイギリスのビバリッジ(ベヴァリッジ)の社会保障制度に関する報告書(「社会保険と関連サービス」)により社会保障の理想的な体系として示され、日本を含む多くの国に影響を与えました。

憲法第25条は、ビバリッジの社会保障の理念を基礎としているといえます。

また、社会保障制度審議会が昭和33年に答申した「国民年金制度に関する基本方策について」の中で、ビバリッジ報告を引用して「個人の責任も重視されるのでなければ、そこに社会保障の発展はありえない」として、社会保険として国民の共同連帯による個人の責任(拠出の負担)を明確にしました。

社会保障制度は、ビバリッジの考え方が時代の変遷とともに矛盾も出てきたため、さまざまな試行錯誤を繰り返し発展してきました。

社会保障制度の発展にとって最も重要なことは、国の責任だけではなく、国民一人一人を含めた責任と共同連帯の意識が必要だと思います。

制度の維持発展のために、国(政府と行政)は、必要な施策に真摯に取り組むとともに国民に迅速でわかりやすい説明をし、国民も主体的に関わっていくことが重要です。

次回の解説は、「国民年金制度の実施」です。

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国民年金 | 20:34:23 | Trackback(0) | Comments(0)
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