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GOROGOROWIN

Author:GOROGOROWIN
経歴:企業年金の事務・システム企画や制度引受・管理業務に永年携わり、関連組織の統合・新設や事業会社の立上げによる事務・システムの構築と運用を行ってきました。現在は内部検査業務に従事しています。

専門:確定拠出年金をはじめとする企業年金の契約引受業務、保全業務の運用と事務・システム構築のアドバイスやコンサルティング、運用スタッフに対するコーチングを専門としています。

保有資格:
社会保険労務士(法3条の有資格者)
1級企業年金総合プランナー(DCプランナー)
宅地建物取引主任者 など

趣味:熱帯魚飼育・観賞、ゴルフ、料理を作ること・食べること、音楽鑑賞(ZARD、Celine Dion等)

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賦課方式から積立方式への変更(農業者年金基金の事例から考察)上

今回の解説は、「賦課方式から積立方式への変更(農業者年金基金の事例から考察)上」についてです。

予想以上のスピードで少子高齢化が進むなか、公的年金制度について、賦課方式積立方式かというさまざまな意見が交わされています。

賦課方式積立方式には、それぞれのメリットとデメリットが存在します。

今後も公的年金制度のあり方として税方式の導入とともに議論の中心になるものと思われます。

積立方式の導入は、受給者を含めた大きな痛みを伴う制度改革になることを最近の事例から考察してみたいと思います。

農業従事者の国民年金の上乗せ制度である農業者年金基金では、平成14年1月1日に制度の抜本的な改正により積立方式が採用されました。

従来の財政方式は賦課方式(農林水産省の資料では、「修正賦課方式」という)でしたが、新規加入者の減少受給者の増加により制度が維持できなくなったため、抜本的な改正を行いました。

最も大きな改正は、財政方式を賦課方式から積立方式へ変更、年金受給者を含めた給付額の減額と強制加入から任意加入へ変更です。

農業者年金基金は、昭和45年に創設され、約100万人に年金を支給するなど農業従事者の老後生活の安定と後継者への経営移譲等に寄与してきたとされます。

その後、農業の担い手不足、農業従事者の高齢化や兼業農家(サラリーマン後継者)の増加等による新規加入の減少と受給者の増加により、給付と負担のバランスが悪化し、さらに新規加入率が減少する(加入資格があるのに加入しない者の割合が平成11年度には52%に達した)という悪循環に陥ることとなりました。

こうしたなかで、追加的な国庫助成措置を講じてきましたが、昭和56年の財政再計算において急激な保険料引上げが困難となり、段階的な保険料引上げによる制度の維持を図ってきました。

しかし、保険料収納率の低下(平成2年度の89%から平成11年度には76%に低下)や金利水準の低迷もあり年金資産が減少しつづける結果となりました。

上記のとおり、当時の加入者29万人が、75万人の受給者を支える(加入者1人が2.6人の受給者を支える)という制度は、ほぼ破綻状態になりました。

まるで国民年金の近い将来を予見するような経過を辿っています(国民年金が同じような道筋を辿らないように期待しているブログ管理者の個人的な危機感です)。

次回の解説は、引き続き「賦課方式から積立方式への変更(農業者年金基金の事例から考察)下」で農業者年金基金の抜本改正の内容を解説します。

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公的年金全般 | 19:31:57 | Trackback(0) | Comments(0)
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