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GOROGOROWIN

Author:GOROGOROWIN
経歴:企業年金の事務・システム企画や制度引受・管理業務に永年携わり、関連組織の統合・新設や事業会社の立上げによる事務・システムの構築と運用を行ってきました。現在は内部検査業務に従事しています。

専門:確定拠出年金をはじめとする企業年金の契約引受業務、保全業務の運用と事務・システム構築のアドバイスやコンサルティング、運用スタッフに対するコーチングを専門としています。

保有資格:
社会保険労務士(法3条の有資格者)
1級企業年金総合プランナー(DCプランナー)
宅地建物取引主任者 など

趣味:熱帯魚飼育・観賞、ゴルフ、料理を作ること・食べること、音楽鑑賞(ZARD、Celine Dion等)

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わが国の公的年金制度の沿革(国民年金創設前の沿革)
今回の解説は、「わが国の公的年金制度の沿革(国民年金創設前の沿革)」です。

我が国の公的年金制度は、明治8年(1875年)4月陸軍恩給制度の創設からはじまります。

世界史上の公的年金制度は、古代ローマ時代に遡るといわれますが、当時の年金制度は国家、国益の追求と国威発揚の先兵となる軍人のモチベーション高揚、さらに戦費調達を目的としていたようです。

我が国の公的年金制度も軍人を対象とした恩給制度からはじまりましたが、明治17年(1884年)1月に文官の恩給制度が発足し、大正12年(1923年)4月には各種恩給制度を整理統合した現行の「恩給法」(同年10月施行)が制定されました。

第2次世界大戦の敗戦後、連合国最高司令官の指示により、昭和21年(1946年)2月に重症者に係る傷病恩給を除き、旧軍人・軍属の恩給が廃止されましたが、昭和28年(1953年)8月に廃止前の制度に一部制約を加えた旧軍人・軍属の恩給が復活しました。

また昭和33年(1958年)5月には「国家公務員共済組合法」(昭和34年1月施行)、昭和37年(1962年)9月には「地方公務員等共済組合法」(同年12月施行)がそれぞれ制定され、国家公務員と地方公務員の年金制度は恩給から共済年金に移行されました。

一方、民間の被用者に対する公的年金制度は、昭和14年(1939年)4月に「船員保険法」(昭和15年6月施行)が制定され、船員(海上労働者)に対するものがその最初となりました。

また、昭和16年(1941年)3月には「労働者年金保険法」(昭和17年6月施行)が制定され、一般の労働者としてはじめて工場等の男子労働者が対象とされました。

昭和19年10月に労働者年金保険法を「厚生年金保険法」に改訂し、男子事務職員や女子も対象となりました。

ただ、民間被用者の年金制度の拡充は、労働者の福祉の充実というより、当時の戦時体制化における労働力の保全・強化と生産力の拡充ならびに戦費調達の側面が強かった(年金財政方式は、平準保険料方式・積立方式)とされます。

昭和29年(1954年)5月には、戦後の急激な社会経済情勢の変動とインフレの終息により、従来の厚生年金保険法を新たな理念のもとに全面改正し、社会保障の立場から給付の内容を整備拡充(従来の報酬比例方式から「定額年金+報酬比例部分」に転換)するとともに将来にわたる財政的基盤の確立(保険料率の将来見通し作成、財政再計算実施、年金財政方式は段階保険料方式・修正積立方式を採用)を目指しました。

このような歴史的な沿革の中で恩給、各種共済組合年金、船員保険、厚生年金保険など、多くの公的年金制度が整備されてきましたが、零細企業等の被用者、農林漁業従事者、商工業等の自営業者などは、公的年金制度から取り残されたままになっていました。

次回の解説は、「わが国の公的年金制度の沿革(国民年金創設から現在まで)」です。

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公的年金全般 | 19:32:00 | Trackback(0) | Comments(0)
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